拍手、ありがとうございます~~♥
も、お話し書いてる時間があったら年末の仕事しろよ、という話ですが…(笑)
PC立ち上げっぱなしで切れ切れで書いてて…
なにと勝負してるんでしょうね、ワタシ…^^;
出来が心配ですが、がんばって終わらせて、明日、表のテキストにUPしますので、よければお付き合いください♥
ではでは、clickplease!↓
さすがに足先が凍り付きそうだ。
また、今日も待ちぼうけ…
行事を気にする若い娘ではあるまいに、イブにふられたから、どうだって言うんだ。
きっと任務で抜けられないんだろう。
-テンゾウ、24日は体、空けとけよ。任務、入れるなよ。
そう念を押された時は…
期待したんだけど…
ベストのポケットに突っ込んだ手が、贈り物の包みに触れる。
贈り物の交換なんて、生まれて始めての経験だ、と、浮き立つ気持ちが冷たくしぼんでいくのをどうしようもない。
プレゼントの質問をされた時は…何かもらえるのかな、と、あつかましく期待してしまった。
期待をして、それを外されるのはとても辛い…。
でも…
期待をする自由さえなかった小さいころの自分。
望みが持てるだけでも今の自分は幸せだ、とテンゾウは思った。
例え、その望みがかなわなくとも…
望んでいる時は、その望みは自分を幸せにしてくれる。
あの人と、いっしょに生きて行きたい。
望みはそれ一つだけど。
いかん、どうも最近、贅沢になってきてるな。
あの人と一緒にいると、色々望んでもいいような気になってくる…
たぶん、それはとても幸せなことだ、とテンゾウは思った。
例え、雪の中にどれほど待ちぼうけさせられたとしても…
★
雪まみれの待ち人が、彼のもとにたどり着いたのはもう日付も変わろうかという頃だった。
すでに人波は消え、雪明かりに一人立ち尽くしていた彼は、まるで氷の彫像のようなその姿を凝然と見つめるしかない。
体温の感じられないその体が広げられた彼の腕の中に倒れこんできた時、すでに意識はなかった。
しかし、その白い体を抱きしめた彼は、その犬面の下で、ただいま、と小さな声がするのを確かに聞いた…。
最終話に続く…