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2011 *06 18 切りリク・続明け烏13(後編)完結しました(〃ω〃)

やっと終わりました~~

サイトにもまとめてupしましたので、パソコン環境のある方はそちらの方が便利かも…です(〃ω〃)

そんでもって、実は黄昏月が一周年なんですよね…(〃ω〃)

…間に合いませんでしたけれども…^^;^^;色々と^^;

地下仕様の番外編を準備中ですので…
おつきあいいただけるとうれしいなっと…

…できあがってもいないうちから(笑)

ではでは、後編です、お楽しみいただけるといいんですけど…



「差配…お加減はいかがですか」

ひっそりと病室の扉の陰から声がかかり、鴉は手元にあった報告書をおくと、枕元の烏面を手に取った。
驚いたことに太平楽に寝ているカカシは目を覚ます気配もない。ため息をついてシーツをかぶせ、(はたけカカシがこんなところで寝くたれて居るところを見られてあらぬ噂を立てられたら…面倒なことに見舞われるのは自分の方だと鴉は十分に承知していた。)

「殲滅作戦の人選…だと…?」

そう言いながら鴉は部下の持ってきた書類に目を通した。この手の仕事は六代目が嫌うので、なるべく引き受けない方向で里も進んできているが…断れない筋のものもあるのだ。

今回のものは、

…ああ、あの野盗どもの残党か…
ならば引き受けねばなるまい。

短期間で完璧に根絶やしにせねばならない。戦闘自体の難易度は高くはないが、完遂までにかけられる時間が短いため、手慣れたベテランを選ばなければならないが…

「安心して任せられる人間が…中々…」

部下の言う通り…普段なら人選の面倒なこの手の任務は自分が出張るのだが。

「俺の完治を待っているのでは間に合わんな…」

しょうがない。多少痛みがあるが、若手に任せるよりは…と、自分がやる、と言いかけたその時。

鴉の傍らに、鮮烈な気配があふれ出た。

ばっ…!!カカシ、この馬鹿野郎!何でいきなり気配を表すんだっ!!

烏面のかげで大慌ての鴉だったが、慌てたのは彼の部下たちもだ。

「!!!!!??」

とっさにクナイを抜いて扉までとびずさる。

「なっ何者っ!?」

「それって、俺がやっても問題ないな?いつまでだって?」
「はたけカカシっ!?」

声をそろえて大先輩を呼び捨ててしまったことにも気付かず、暗部たちはそれぞれの面の陰であんぐりと口を開けていた。

「ど、ど、どうして 差配の…」
「ここで何を…」

てんでばらばらに騒ぎ始めた暗部の男たちを前に、平然とのびをしながら頭を抱えている鴉に向き直る。

「あんたの怪我は重傷だ。とっさにチャクラでかばったにしろ、腹に穴が開いたんだからな。そんな大将を任務に出さなきゃならないような情けないまね、するんじゃない。暗部の名が泣くぞ。」

後半は、扉の陰で硬直している暗部たちへ言ったものだったが、びしっと言われてさすがに男たちも姿勢を正す。

「…申し訳ありません…」

素直に出た相手に、カカシは表情を微かにゆるめ、小さく笑っていった。

「ま、こっちもちょうど都合がよかった。里を空ける理由がほしかったんだ。渡りに船ってやつだから、俺への配慮はいらないよ。と、言うことで。」

カカシは鴉がつけている烏面に手を伸ばす。
やや呆然としている鴉から面を外すと、そのまま自分がつけ、あろう事かその首を巻き込むように抱きしめた。

「!!!!!!!!!!!」

――――この任務、うるさい小僧っ子のお守りを押しつける代価ってことで、後はよろしく…!

耳元でささやかれるのと同時にカカシの鮮やかなチャクラが鴉を薄くおおう。

あっ この野郎、俺をおとりにしやがる気かっ

気付いたときには、カカシの姿はなく、火影屋敷の方角にある「小僧っこ」のチャクラがふくれあがると火がついたようにこっちに突進してきていた。

カカシぃっ!!!貴様、覚えてろっ!!

暗部の若手たちは、その日、いつも沈着冷静な上司が脇腹を押さえつつ窓に向かってわめく姿と、顔色を変えた大慌ての火影、という滅多に見られないモノを二つながらに見る羽目になったのだった………


*************


脱走にかけては天才的な火影を、それでも仕事が終了するまで火影屋敷に拘束できたのは、ひとえに奈良シカマルと、彼の指示を全面的に受け入れた暗部筆頭の包囲網のおかげだったと言えよう。

どうしても抜け出そうとする時には、「カカシ先生は怒るだろうなぁ」というシカマルの独り言と、「やつは昔から仕事を中途半端にするやつが大嫌いだったな」という暗部筆頭の相づちで封じ込めていた。

あれやこれや、カカシに押しつけられた「子守り」で散々苦労させられた鴉に、カカシがとことんナルトから逃げ回っている理由が知らされたのは、仕事が一段落してナルトがカカシを追いかけて遁走(それでも一応影分身は残してはいた)した後だった。

「…術が抜けきっていない…?」

渋い顔で頷いたのは先代火影の女丈夫だ。

「ナルトのやつが強引にチャクラを補った所為で…というより、カカシがコントロールしてチャクラを追い出せればよかったんだがな。やつが弱ってた所為もあって…」
「…もどる…んでしょうね…?元に…」

余分なことを聞いている自覚はあったが、礼に訪れた、生まれたばかりの赤子を連れた小太夫婦に、カカシの様子を聞かれ、曖昧にしか返事ができなかったのが柄にもなく引っかかっていたのだ。

「もちろん、チャクラをきちんと回してやれば時間はかかるが戻るのは解っているんだが…」
「なら……ナル…六代目は…」
「あの小僧は我慢が利かないというか、そういう状態のカカシが…その…なんだ…」

言いよどんだ綱手の言葉の意味を理解した鴉は表情に出さぬままに盛大に舌打ちをした。

――――それでカカシは逃げ回っていたんだな。とっ捕まったらどんな迷惑なメに会うことか。

「無茶はするなと言っておいたから大丈夫のはずだ。…と思うが…」

最後は不安げな綱手の台詞に、鴉はため息を隠す努力を放棄した。

その後…

一応そろって任務から帰里した二人だったが、その直後にカカシが次の任務に飛び出してしまい、またしてもなだめ役に回されたシカマルと鴉は、自分たちの引いた貧乏くじをとことん嘆いたのだった。

22:34 | 小話 [Comment:1]

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