拍手、ありがとうございます~~♥
みみっちい更新ですみませ…(汗)
きょ、今日の分は、ちょっと短いですが、ひとまずここで上げます~~
も、書けたら直ぐあげる…^^;
WJは見てない見てない、気にしない、気にしな…
うわ~~~ん(泣)
ぐずんぐずん…
↓以下clickplease…
求めよ、さらば… act.2
岩がくれの里はふぶいていた。
任務帰りの忍がどんなに焦っても、予定通りに里に戻れないくらいには。
何を思ったか、彼は遠回りで岩がくれの里に紛れ込み、なにやら用事を済ませて上機嫌で帰着しようとした時…年に何度か、という大吹雪に見舞われたのだ。
「あーらら、こりゃあ…間に合わないかな…?」
グローブから出た指の先が真っ赤になって感覚が鈍くなっている。
はあ、はあ、と息を吹きかけながら寒々しい音を立てて雪の舞い散る灰色の空を見上げた。
-Xmasプレゼント?なんですか、それって子供の貰う物でしょ?いいですよ、ボクは…
優しい目を苦笑させてそういった。
-え?貰った中で一番嬉しかったものって…ボク、プレゼントを貰ったことないですからわからないですよ…
少し困った顔をしてそういった。
自分も7つで家族を失った。
たくさんたくさん、大事にしてきたものをなくした。
でも…
なくしたけれど…
大事だった記憶、幸せだった思い出までなくなったわけではない。
…あいつはそんな思い出すら持っていないんだ…
殺伐とした人殺し家業…
そんな中で、背後にあの大樹のような気配を感じるだけで凍りそうな魂が、心が、息をついた。
カカシ先輩…
困ったような笑顔でそう呼ぶ声が、彼をひしぐ強い腕が、底知れぬ奈落に落ちそうになる心を支えてくれた。
…俺ばっかりいい思いさせてもらっててもね。対等じゃないよね。だから…
「しょうがない、これ以上待ちぼうけさせると、後が怖い…!」
そう一人ごちて、男は懐の荷物を大切に抱えなおすと吹雪の中に飛び出していった。
続く…