「どうなったんだってばよ!?」
詰め寄ろうとするナルトの肩をシカマルがつかみ止める。
いきり立つナルトに長老たちはちらり、と視線をなげ、重い口を開いた。
「…ナルト。少しは落ち着かんか。未だに下忍のおぬしをこの場にいれたのは里を救った、その功績に対しての褒美のようなものじゃ。本来ならば中忍とて、この場に列席できるのは選抜をうけた者のみ。それとて騒ぐようなら放りだすぞ。」
…もちろん、コハルにしろ、本気で抵抗するナルトを同行できると思っているわけではないが、ここで騒がれては話が進まなくなる。これからする話に、口出しされる前に釘を刺したのだ。
「カカシを火影代行にする。これは決定事項じゃ」
その場にいた若い忍び達は一斉に彼らの上忍師に視線をむけ、そして…
こちらに背を向けて窓際に立つ、長身の上忍を見た。
「…カカシ先生が…??!」
未承認 2014.03.12-11:38 Edit
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