色のつく乳液があったので、それでごまかして出勤しました。
…ファンデよりは肌への負担は少ないだろうと…思うんですけど…
まあ…そんなにひりひりしなかったから…いいけど…
でも高いから維持費が大変です…
抗アレルギー剤をもらいに通院する時間が無い…っていうより体力がない…
でも、泣き言ブログに暖かいメールやメッセージありがとうございます。
今日 上げた後編は最期が微妙ですが(笑)
終わっているのかつづくのか…
書いてる人間の体力次第です^^;すみません^^;
メルフォ、拍手コメントお返事
そ、そんな 半年っていいんですか!!
>ナルカカ熱
ほんとですね~~最近カカシ先生が影も形もでてこないから…
熱、微熱で良いから欲しいですよね…orz
暖かいメールありがとうございました。落ち込んでるときは、ほんと、こんなんでサイトやってていいのかとホントに悩むんです。元気、いただきました!
えっと、では、以下、後編です…終わってるのかどうか分からないけど、一応後編ですはい(笑)
サイトに持ってくときに…完成…する予定…か…な??(笑)
「…と、言うことは、ナルトがターゲットだったわけね…?」
だぼだぼの上忍服、落ちそうになるトラウザースのベルトを左手で持ち、ずれそうになる口布を右手で押さえている銀髪の…小柄で華奢な体つきの…色白の…子供。
高く、澄んだ声は少女とも少年ともつかない。
目にかかる銀髪をうるさそうに顔を振って振り払うと、ため息をついて、木の葉丸立ちを「見上げて」くる。
――――この子…カカシ先生だよね…?あの、カカシ先生の子供の頃だよね…?
木の葉丸達は、カカシの質問にがくがく頷きはするものの、目の前の人物のあまりの違和感に感覚がついてきていないのか、呆然としたままろくに答えることも出来ずにいた。
「お前らね。術をかけた方がびびってどうするの。まぁ…ハロウィンだからしょうが無いけど…こんな格好してるの、アイツに見つかったらエライことだよほんと…」
後半部分を独り言のように口の中でつぶやいたカカシは、怒っていないことを木の葉丸達に明言してこの場を去ろうとして…
「…っ、別の意味で面倒なヤツに見つかっちゃったかも…!」
厭な顔をして振り返った小さなカカシの遙か後の方から、緑色のチャクラを燃え立たせた木の葉一アツイ男が駆け寄ってきていた。
「カカシィイイイイイイ 我が永遠のライバルよぉおおおおおおお!ナンというおもしろい格好をしているのだぁあああああ!!!」
その時、木の葉丸達が目にした光景は、ある意味、彼らにとって大きなカルチャーショックをもたらした。
体格の差が、大きな障害になってナルトに歯が立たない、とかたくなに信じ切っていた木の葉丸は、だぶだぶの上忍服のまま、口布とベルトを押さえたままの格好で、「アツイ男」の攻撃をひょいひょいとかわし、ひらひらしているトラウザースの裾で相手の顔をひっぱたいて見せたりするカカシの体術に刮目させられていた。
つまりは言い訳だったのだ。
ナルトに丸で歯が立たないこと…それが体格の所為だというのは。
「おいおい、もういい加減にしてよ、そろそろ、リーの訓練につきあう時間じゃ無いの?」
塀の上にちょこんと止まって下を見下ろしている小さなカカシは、そうガイを牽制するが、
「こんなおもしろい事を止められるか!ちっこいくせに相変わらず生意気だなっ!どこまでオレを躱せるかやってみろ!」
「あのな、ガイ。生意気なのはお前だろ。お前がアカデミーの時にはオレはもう中忍だったのよ。」
「ううぬ、おのれ、古傷を~~~~!」
木の葉丸たちはその大人と子供(外見は)の訓練という名の喧嘩(一方的にカカシがじゃれられているのだが)をあっけにとられて見ていた。
視線で追い切れないほどのガイのスピードを、からかうような余裕を持って躱していくだぶだぶの服の子供。
ガイがカカシのトラウザースの裾をはっし、と捕らえ、ドヤ顔をする寸前に押さえていたベルトを外してするりと抜け出し、
「う~~む、脱皮したか カカシィ!!」
と悔しがらせる。
――――カカシ先生はオレ達の歳には上忍だったんだコレ…
知識としては知っていたその事実を、目の当たりにして木の葉丸たちはもう言葉も無かった…
「あ~~やばい…帰って来やがった…悪いけどもう退散させてもらうからな~~そいつは預けとくから、後で返せよ。」
そう言ってカカシはガイが手にした物をあごで示し、瞬身で姿を消してしまった。
「うぬぬぅ…とうとう逃がしたか…」
と…
地団駄を踏むガイの後から、低い声がかかった。
「――――ガイ先生……なにしてんだってばよ…」
いつもは陽気な笑顔のナルトの完璧な無表情…
木の葉丸達は震え上がったが、鉄仮面のような面の皮の持ち主の熱血青年はびくりともしない。
「おう、ナルトじゃないか!なんだ、お前もカカシと特訓したかったのか!悪かったな、逃げられてしまったぞ!」
「……」
「ううむ、惜しかったな、もう少し汗をかきたいところだが、カワイイ弟子をこれ以上待たせるわけにはいかん!コレをカカシに返しておいてくれ!」
ガイは今回の唯一の戦利品、カカシのトラウザースをナルトに渡すと、ナイスガイポーズを決めて瞬身で消えた。
「――――――――カカシ先生…ズボン脱いだまんまなにやってるんだってばよ…」
ナルトの氷点下の声を聞いた木の葉丸たちは凍り付いた。
しゅうしゅうと赤いチャクラの漏れているナルトに、事態の説明をする貧乏くじは、間違いなく発端を作った自分たちだと知っていたからだ…
「…木の葉丸。説明してくれるよな…?」
や、やっぱり………
もちろん、その後、木の葉丸は自分と同じ歳のカカシが、自分よりももっと小柄だったことに大いに勇気づけられ、今は小柄でも将来はカカシクラスの長身になれる、という希望に胸を膨らませるのであったが、巨漢のアスマ、小兵のヒルゼン、二人の血を引いている彼は、実際、長身に育つ可能性としては五分五分、と言ったところだった…。
◇◆◇
カカシは絶体絶命のピンチを迎えていた。
前後左右、上までナルトの分身に囲まれた木の葉の里の深い森の中である。
華やかな色の絨毯のように紅葉した落ち葉が敷き詰められた美しいところで小さなカカシは冷や汗をかいていた。
ガイの手に残してきてしまった自分のトラウザースを片手に持ったナルトの本体が、瞳を金に光らせてひた、と、こちらを見つめている。
「…センセ…なんちゅー格好して里をふらついていたんだってばよ」
……いや、瞬身で移動したから別にふらついては…などと口答え出来る雰囲気では無い。
ナルトはしっかりと目が据わってしまっている。
――――ちょーーーっとまずいんじゃないの…これは…?
長い上忍ベストの裾を申し訳のように引っ張り、白い足をさらしたまま…
…
上着が長いのでワンピースを来ているような情けない姿をしている自覚はあったが、木の葉丸の術が解けたらもっと情けない姿になる。
…どうするのよ オレ…
いつもとナンの変わりなく飄々としているようにみえてまじめに進退窮まっているカカシであった。