WJ NARUTO考
…いつも来てくださってありがとうございます!
サーチのカテゴリに、考察、とかにマーキングしてるのに、最近拗ねて(笑)碌に語ってなかったんで、今日は…!
えっらく長いので(笑)たたみます。
時間の許す方、お付き合いくださいね♥
憎しみの連鎖…
今日のWJみて、天道の意見を聞いてて思ったんですけどね。
彼はいかにも、自分のやってることを正当化してますけど。
(ってか、そう信じてるんでしょうけどね)
大量殺戮の上に平和は築けないですよ。
そんな平和は、ないと思います。
それはすでに平和ではない。
それで言うのなら…天道の意見を突き詰めれば…「完璧な平和」って、結構たやすいかもしれないですよ?
…そう、人間、みんな殺しちゃうんです。
動物は、普通、意味のない殺戮はしないですから。
人間がいなくなれば、其処には完璧な平和が訪れる筈。
生き物は、生き物であるがために、他者の命を奪って生きなければならない。ならば、奪った命の分まで、よりよく生きる義務がある。
翻って…ペインたちは…長門はどうでしょうか。
ここでナルトが陥った陥穽があります。
長門は木の葉の里にひどい目に合わされた。
木の葉はかつてこんなひどいことをした。
だからオマエたちは償わねばならない。
ナルトは真っ直ぐで、優しいからわからなくなるわけですが。
長門は幼い頃に国を、仲間を木の葉に蹂躙された。
故に正義をもたらすために木の葉を倒す。
まあ、なんとなくわかりそうな気がするのがやばいんです。
これは復讐だ、我々を苦しめた木の葉など、この世から消えてしまえ、と叫ぶのなら話は通ると思うんです。
其処にあるのは純粋な怒りであり、復讐心ですから。
しかし。
その後に平和な世界を築く、とかいうと、とたんに胡散臭くなる。
なら、蹂躙された木の葉の民は、その平和を受け入れますか?
あるいは、木の葉の民はみなごろしですか?
でも、現実的じゃないですよね。
一民族を殲滅は出来ないですよ。
アメリカが嘗てベトナムで勝てなかったように。
忍相手にゲリラ戦??
幾らペインでも無理でしょう。
そうすれば…生き延びた木の葉の残党は、ペインを許せないでしょう…
ペインは、尾獣を抑止力に使おうとしている。
…恐ろしい兵器をもってして、それで脅して、逆らえないようにする。
ふるさとを蹂躙され、大切な人を奪われ、そして、逆らえない力で抑えられつつ生きる…
それって平和なんですか…?
そこで暮らす人って、幸せなんですか?
恐怖政治によってもたらされる平和…
地獄ですね。
世界を安定と平和に導くとか言ってますけれど、安定はしてないですって。
タイトロープダンスです…
尾獣を完璧にコントロールすることが大前提だけど…
尾獣が怖くて言いたいコトもいえない世界って平和なんですか。
ペインのいう平和ってもの凄く観念的です…
それが幸せだと、誰が思うのか。
彼には決定的に生活者としての視点が欠けている。
簡単にいうと、上から目線、ってやつ?
支配する側からしか見ていない。
己が力によってもたらした(と思っている)「平和な世界」でくらす人の気持ちが、まるきり抜け落ちているのではないでしょうか。
連鎖ですね。
彼も言っていた、憎しみの連鎖。
断ち切らなければいけない、その鎖。
でも、彼の断ち切り方は、おかしい。
別の憎しみの鎖をつむいでしまっているじゃないですか。
少なくとも、相手を殺すことによって断ち切れるようなものじゃない。
相手を押さえつけることで、踏みつけることで、恐れさせることで、切れるものではない。
益々長く長く繋がっていくだけではないでしょうか。
ペインだとて平和が欲しかったんでしょう。
が、暴力を無くす為に相手を叩きのめす、というのは明らかに論理が破綻しています。
規模がでかいから誰も気付かないみたいですけど(汗)
ではどうすればいいか。
それこそ、ナルトたちの世代が、苦しみながら捜し求めていくものでしょう。
そう、お互いを…
敵として戦ってきた同士、理解し合う事で。
ナルトだからこそ出来る。
他人のために身を削ることが出来るナルトだからこそ。
我愛羅のために泣くことのできるナルトだからこそ。
サスケを何時までも追い求められるナルトだからこそ…
尾獣による恐怖政治…
尾獣を抑止力に使う…
これ、リアルで考えると、「核」ですよね。
もう、そっからしても、むちゃくちゃでんがな、長門はん…って…真面目に突っ込みいれていましたよ……
il||li _| ̄|○ il||li
未承認 2014.12.08-02:38 Edit
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