今日は今から病院二つに銀行に、その他頼まれごとに送迎と、シャレにならないくらい給料の出ない仕事(笑)が詰まっておりまして、夜元気に上がってこれるかどうかわかりません^^;
なので先に生存報告を…(笑)
ついでに、昨日言ってたサスケ→ナルトの小話を上げときました。
カカシ出てきません^^;
カカシ総受けサイトなのに…(笑)
ローカルでは結構気の向くままに書いているので、突然こんな風に妙な小話をいきなりあげたりしますが、カカシ受けじゃないとダメな方は、注意書きをつけますので、ホント、ご注意くださいね…!
もちろん、カカシ受けで、テンカカ、オトナルカカ、四カカ我mainであることは変わりありません!(笑)
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***サスケ→ナルトです、CPにこだわりのある方、カカシ受け以外は苦手な方はご注意くださいね(汗)***
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遠い…夜の淵で男は宙を見上げていた。
すでに捨ててきた、と思っていた過去の欠片が、ふとした折に…男を苦しめる。
会いたいと。
想うことすら傲岸で。
懐かしいと。
想うことすら不遜な……
男を奈落への道から救おうとした、その優しい手を、たたき落とすように振り払い、傷つけ、捨ててきた。
憎しみだけを生きる糧として…生の大半を過ごしてきた男は、手の届かぬところで守られ、愛されていたことを知り、それが男をまた傷つけた。
もう、とうに傷つくことに慣れ、痛みはすでに男の伴侶ですらある。
何かを憎むことでしか、己を燃え立たせることのできない自分は、いびつな命であることを、男は知っていたが。
──今更…他の生き方ができるものか。
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「なぁ…重吾…サスケってときどき空を見てるけどさ、なんか…見えんの…?」
水月を憚るように小さな声で、香燐が隣の大きな男に尋ねる。
「さあな。俺たちにはわからなくても写輪眼には見えるものがあるのかもな…」
「…」
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なあ、サスケ。
俺ってさ、火影になって、木の葉を照らすんだってばよ。
そんでもって世界を平和にするんだってば!
ふん。お前みたいなウスラトンカチにそんな頭を使うようなことができんのかよ。
そう鼻でわらった幼いころの男に、その…少年は言ったのだ。
そんなこと言うなら、お前も手伝えよ!
もう、だれも一人ぼっちになったりしない世界をいっしょに作ろうぜ!
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あの男は太陽だ。
世界を照らす、大いなる炎。
その光をうけて、自分は輝く満月になる……
そんな夢想が、時折男を苦しめる。
後悔のない道など無い。
しかし、自分には、こうすることしかできなかった。
あの男とともに生きていれば。
星にのまれて姿も見えない新月になることもなかったのだろう…
あの終末の谷で。
男は太陽を捨てた月となったのだ。
***
けれども…
男は忘れていた。
彼の太陽が…決してあきらめのいい人間ではない事を…。