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いっぱいいただきました!わあ、うれしい…!
で、本日のWJ………
案の定、へこんで…、というより、話の展開に落ち着かなくて、もう、半泣き状態です。il||li _| ̄|○ il||li
気を紛らわそうと…
また書いて…しまいました…
はい、微妙なのを(汗)
ナルサス風味のナルカカです。
もう少し続くんで、表に出そうか、と思ってはいますが、とにかくこのへこみを紛らわせるのにさっさとUPしたくて……^^;
続きは、このまま明日のメモで書くか、または、書き上げておもてにだすか、まだ未定ですが、ひとまず、ここまででも、読んでいただいても、なんとかなるかな、と、思ったので、UPしました。
サスケがでてきますが、一応、ナルカカです。
大丈夫な方、クリックプリーズ!
大丈夫なかただけ…
ちょっと中途半端感がありますが…(汗)
続ける気はあります…^^;
では、どぞ!!
「ナルト!! 待て!!突っ走るな!待て!」
カカシの必死の呼びかけも、サスケを目の前にしたナルトには届いてはいないようだった。
遠くなっていくサスケを追い、信じられないスピードで木々を飛ぶナルトに、それまでの戦いで、チャクラの残りの少ないカカシは、追うのがやっとだ。
「サスケェェェェッッ!!!」
追いすがるナルトを振り返ったサスケの眼が赤く濡れて光っていた。
「……ナルト…」
ナルトの呼びかけが、聞こえていないかのように、それまで黙殺していたサスケが立ち止まり、振り向いたことで、ナルトは喜色を浮かべ、そばに駆け寄ろうとした。
「………いつまで俺にかかずらってる…。」
言葉とともに放たれた千鳥を本能でかわしたナルトはサスケに掴みかかっていった。
さすがに意表を付かれ、もつれ合って落下する。
が…
キインと金属音が響き、二人はふたたび離れて大枝に飛び移った。
「火影を目指すとか抜かした割には、抜け忍探索に血道をあげてるのか、お前は…」
「………っ!」
「うざいんだよ…」
低く、囁くようにいわれたナルトは唇をかんだ。
初めて出来た友。同じ痛みを知る友。
何処で道が分かれたのか。
「コレで終わりだ…」
「サスケ、よせっ!!!」
カカシが叫ぶのが早かったか…
「ア・マ・テ・ラ・ス…」
黒炎が渦をまいてナルトに襲い掛かった…
ナルトは動けなかった。
表情の無いサスケの暗くぽっかりと穴の開いたような瞳…
恐ろしいまでのチャクラで黒い劫火が自分を飲み込もうと襲い掛かってくる。
サスケの殺意を纏って…
そっか…
お前、もう、オレ、いらないんだってば…
そっか…
眼を閉じ、甘んじてそれをうけようとしたナルトを…
黒炎をはなったサスケは驚愕したように眼を見開き、凍りついた。
ナルト………!
お終いなのか…オレたち………
「ふざけるな!!」
サスケの放った黒炎を、迎え撃ったのはやはり同じ黒炎だった…!
「……カカシ!!」
ナルトに襲い掛かった黒炎の軌道上に、白い長身の影が割り込み、同じ黒炎で迎え撃っていた。
「…っ!いい加減にしろ、よ、お前ら…!いつまで、喧嘩して、やがる、んだっ!」
「カカシ先生!ダメだってば、チャクラ、たんねえってば!!やべぇってばよ!!」
悲鳴のようなナルトの言葉どおり、確実にカカシが押し負け、巨大な黒炎が、その痩身を覆い尽くしていく。
………!!!!
黒炎を放ったサスケすら、呆然と…彼を慈しみ、彼の秘技となった千鳥を伝授してくれた…恩師が、炎にまかれていくのを見つめていた…
「させねぇってばよ!!!!」
咄嗟に動いたのは…サスケの殺意で凍り付いていたナルトだった。
石のように、炎にまかれて落ちていく大切な人を幾十ものナルトが追う。
「カカシせんせぇぇぇっ!!!!」
地面にそのまま落ちていたら首の骨を折るだろう高さを、一瞬で追いついたナルトは、逆巻く黒炎の中、その炎ごと、その長身を抱きしめた。
己にも燃え移る黒い炎に頓着なく、コロナのような九尾のチャクラに白い体を捲き込んでゆく。
「………」
ナルトが、己の尾獣のチャクラで黒炎を消し、彼らを止めてくれた恩師を救ったのを見届けて、サスケは踵を返した。
「……カカシ…ナルトを…」
サスケは、カカシを必死で呼ぶナルトの声を聞きながら、自分があの二人に何を言いたいのか、何を求めていたのか、それすらも分からなくなっている自分を…
はじめて
哀しい、と思った………
end